特定非営利活動法人 旧狩勝線を楽しむ会 定款


第1章 総則

第1条 (目的)

この会は1907年に道東と道央を結ぶ大動脈として完成した根室本線旧狩勝線の歴史的な役割を学びながら、 当時としては最高の技術を用いて作り上げたトンネル、橋、築堤などの価値ある近代化遺産群の調査と利活用を進めることで、 まちづくりの推進及び文化の振興に寄与することを目的とする。

第2条 (名称)

この法人は、特定非営利活動法人旧狩勝線を楽しむ会と称する。

第3条 (特定非営利活動に係る事業)

この法人は特定非営利活動促進法の別表3号、4号及び11号に該当する活動を行い、第1条の目的を達成するため、次の特定非営利活動に係る事業を行う。

  1. 資料収集保存・調査研究。近代化遺産群の調査保全活動。
  2. 旧狩勝線のトンネル、橋、築堤など自然遺産および文化遺産を現地において保存し、 その発達過程を史的に探究し、育成し、展示する。(エコミュージアム活動)
  3. インフオメーションセンターの運営を行う。展示や映写会を行う。
  4. 新内駅の機関車、客車の保存及び維持管理(トレイントラストの企画運営)
  5. 旧狩勝線 の軌道跡や石狩街道跡、堤防などを線で結びパブリックフットパスの設計、整備維持管理を行う。
  6. 修学旅行生や観光客等を対象にしたエコミュージアムガイドツアーの企画、実行運営。
  7. 子供を対象とした体験型学習イベントの企画、実施。 新得町内小中学校の遠足のときのガイドや総合学習などでの資料の提供、学習サポートの実施。
  8. 広報宣伝活動、およびホームページでの情報発信。インターネット等による、情報交流。
  9. 旧狩勝線にかかわる絵葉書、写真集、ガイドマップ、資料集等の販売。
  10. 前各号の事業に付帯する事業 

第4条 (その他の事業)

  1. この法人は、事業活動の円滑な遂行に資するため、次に掲げる、その他の事業を行うことができる。
    1. 物品等の斡旋及び販売
    2. 役務の提供

  2. 前項に掲げる事業は、 第3条に掲げる事業に支障がない限り行うものとし、 収益を生じた場合は、第3条に掲げる事業に充てるものとする。

第5条 (事務所)

この法人は、事務所を上川郡新得町字新得基線115番地7に置く。


第2章 会員

第6条 (会員の種類)

この法人の会員は、次の2種とし、うち正会員を特定非営利活動促進法上の社員とする。

  1. 正会員  この法人の目的に賛同して加入した個人
  2. 賛助会員 この法人の目的に賛同して加入した個人、及び任意の団体・法人

第7条 (加入)

  1. この法人に、会員として加入しようとする者は、加入申込書に初年度の会費を添えて申し込まなければならない。 ただし、理事会が認めたものについては、この限りでない。
  2. 加入の承認は、理事会が行う。

第8条 (会費)

  1. 会員は、会費を納入しなければならない。 ただし、理事会が認めたものについては、この限りでない。
  2. 会費の種類、金額、納入方法等は、総会の議決を経て別に定める。

第9条 (会員の資格喪失)

会員が次の各号の一に該当する場合には、その資格を喪失する。

  1. 脱退したとき
  2. 死亡し、若しくは失踪宣告を受け、又は会員である団体が消滅したとき
  3. 2年以上会費を滞納したとき
  4. 除名されたとき

第10条 (脱退)

この法人を、脱退しようとする者は、 脱退届を理事会に提出することにより、 任意に脱退することができる。

第11条 (除名)

会員が次の各号の一に該当する場合には、 総会において出席した正会員の3分の2以上の議決に基づき、 除名することができる。 この場合、その会員に対し、議決の前に弁明の機会を与えなければならない。

  1. この法人の定款又は規則に違反したとき
  2. この法人の名誉を傷つけ、又は目的に反する行為をしたとき

第12条 (会費等の不返還)

会員が既に納入した会費その他の拠出金品は、返還しない。


第3章 役員等

第13条 (役員)

  1. この法人に次の役員を置く。
    1. 理事  5名以上15名以内
    2. 監事  1名以上2名以内

  2. 理事のうち、1名を理事長とする。
  3. 理事のうち、副理事長2名、専務理事1名、常務理事2名以内をおくことができる。

第14条 (役員の選任)

  1. 役員は、総会において選任する。選任の方法は、総会の議決を経て別に定める。
  2. 理事長及び副理事長、専務理事及び常務理事は、理事の互選により定める。
  3. 役員のうちには、それぞれの役員について、 その配偶者若しくは三親等以内の親族が一人を超えて含まれ、 又は当該役員並びにその配偶者及び三親等以内の親族が役員の総数の3分の1を超えて含まれることになってはならない。
  4. 監事は、理事又はこの法人の職員を兼ねることができない。

第15条 (役員の職務)

  1. 理事長は、この法人を代表し、その活動をとりまとめる。
  2. 副理事長、専務理事及び常務理事は、理事長を補佐し、日常の業務を執行し、 理事長に事故あるとき、又は欠けたときは、席次の順に従いその職務を代行する。
  3. 理事は、業務を執行する。
  4. 監事は、特定非営利活動促進法第18条に定める職務を行う。

第16条 (役員の任期)

  1. 役員の任期は、2年とする。ただし、再任を妨げない。
  2. 前項の規定にかかわらず、後任の役員が選任されていない場合には、 任期の末日後最初の総会が終結するまでその任期を伸長することができる。
  3. 補欠又は増員による役員の任期は、前任者又は現任者の残任期間とする。
  4. 役員は、辞任又は任期満了後においても、後任者が就任するまでは、その職務を行わなければならない。

第17条 (役員の解任)

役員が次の各号の一に該当する場合は、 総会において出席した正会員の3分の2以上の議決に基づいて解任することができる。 この場合、その役員に対し、議決する前に弁明の機会を与えなければならない。

  1. 心身の故障のため職務の執行に堪えられないと認められるとき。
  2. 職務上の義務違反その他役員としてふさわしくない行為があると認められるとき。

第18条 (役員の報酬)

  1. 役員には、報酬を支給しない。ただし、常勤の役員には、役員総数の3分の1以下の範囲内で、 総会の議決により報酬を支給することができる。
  2. 役員には費用を弁償することができる。
  3. 前2項に関し必要な事項は、総会の議決を経て、理事会が別に定める。

第19条 (事務局)

  1. この法人に事務局を設ける。
  2. 事務局に職員を置く場合、理事長がこれを任命する。
  3. 事務局の運営及び職員に関する必要な事項は、理事会の議決を経て別に定める。

第4章 会議

第20条 (種別)

この法人の会議は、総会及び理事会とし、総会は、通常総会及び臨時総会とする。

第21条 (構成)

  1. 総会は、正会員をもって構成する。
  2. 理事会は、理事をもって構成する。

第22条 (権能)

  1. 総会は、この定款で別に定めるもののほか、 事業計画及び収支予算、事業報告及び収支決算、 その他この法人の運営に関する重要な事項を議決する。
  2. 理事会は、この定款で別に定めるもののほか、次に掲げる事項を議決する。
    1. 総会の議決した事項の執行に関する事項
    2. 理事会として総会に付議する事項
    3. その他総会の議決を要しない会務の執行に関する事項

第23条 (開催)

  1. 通常総会は、毎年1回開催する。
  2. 臨時総会は、次の各号の一に該当する場合に開催する。
    1. 理事会が必要と認めるとき
    2. 正会員総数の3分の1以上の者から会議の目的たる事項を示した書面を持って請求があるとき
    3. 特定非営利活動促進法第18条第4号に定めるところにより監事が招集するとき

  3. 理事会は、次のいずれかの場合に開催する。
    1. 理事長が必要と認めるとき
    2. 理事総数の3分の1以上の者から会議の目的たる事項を示して請求があるとき
    3. 監事から会議の目的たる事項を示して請求があるとき

第24条 (招集)

  1. 会議は、前条第2項第3号に定める場合を除き、理事長が招集する。
  2. 理事長は、前条第2項第1号及び第2号に定める場合には、 請求の日から30日以内に会議を招集しなければならない。 前条第3項第2号及び第3号に定める場合には、 請求の日から14日以内に会議を招集しなければならない。
  3. 会議を招集する場合は、正会員又は理事(以下「構成員」という)に対し、 会議の日時、場所及び目的たる事項を記載した書面をもって、 少なくとも7日前までに通知しなければならない。

第25条 (議長)

総会の議長は、その総会において、出席した正会員の中から選出する。 理事会の議長は、理事の中から選出する。

第26条 (定足数)

会議は、構成員の総数の2分の1以上の出席がなければ開会することができない。

第27条 (議決)

会議の議事は、この定款で別に定める場合を除き、出席した構成員の過半数をもって決し、 可否同数のときは、議長の決するところによる。

第28条 (書面表決等)

  1. やむを得ない理由のため会議に出席できない構成員は、あらかじめ通知された事項について、 書面をもって表決し、又は他の出席構成員を代理人として表決を委任することができる。
  2. 前項の場合において、書面による表決者又は表決の委任者は、会議に出席したものとみなす。

第29条 (議事録)

  1. 会議を開会したときは、次に掲げる事項を記載した議事録を作成しなければならない。
    1. 会議の日時及び場所
    2. 構成員の総数
    3. 会議に出席した構成員の数及び、理事会にあってはその氏名(書面による表決者及び表決の委任者を含む。)
    4. 審議事項
    5. 議事の経過及び議決の結果
    6. 議事録署名人の選任に関する事項

  2. 議事録には、議長及び出席した構成員の中からその会議において選任された議事録署名人2名以上が署名、 又は記名押印しなければならない。

第5章 資産及び会計

第30条 (資産の構成)

この法人の資産は、次に掲げるものをもって構成する。

  1. 設立の時の財産目録に記載された資産
  2. 入会金及び会費
  3. 寄附金品
  4. 財産から生ずる収入
  5. 事業に伴う収入
  6. その他の収入

第31条 (資産の管理)

この法人の資産は、理事会の議決に基づいて、理事長がこれを管理する。

第32条 (経費の支弁)

この法人の経費は、資産をもって支弁する。

第33条 (会計、事業計画及び収支予算並びに事業報告及び収支決算)

  1. この法人の会計は、特定非営利活動促進法第27条各号に掲げる原則に従って行うものとする。
  2. この法人の事業計画及び収支予算は、毎事業年度、理事長が作成し総会の議決を経なければならない。
  3. 事業報告及び収支決算は、毎事業年度終了後、速やかに理事長が作成し、監事の監査を受け、 総会の議決を経なければならない。

第34条 (暫定予算)

  1. 前条第2項の規定にかかわらず、やむを得ない理由により予算が成立しないときは、 理事長は、理事会の議決を経て、収支予算成立までの期間に係る暫定予算を作成し、 収入支出することができる。
  2. 前項の収入支出は、新たに成立した予算の収入支出とみなす。

第35条 (事業年度)

この法人の事業年度は、毎年1月1日に始まりその年12月31日に終わる。

第36条 (その他の事業の会計)

その他の事業の会計は、特定非営利活動に係る事業に関する会計と区分処理を行う。


第6章 解散及び定款の変更

第37条 (解散及び残余財産の処分)

この法人は、総会の議決による解散をするときは、 総会において正会員総数の3分の2以上の承諾を得て、 解散することができる。 残余財産は、特定非営利活動促進法第11条第3項に掲げる者のうち、総会で議決したものに譲渡するものとする。

第38条 (定款の変更)

この定款は、総会において出席した正会員の3分の2以上の同意を得、 変更することができる。 この場合、特定非営利活動促進法第25条第3項に規定する軽微な事項を除き、 北海道の認証を受けて効力を得る。


第7章 雑則

第39条 (公告)

この法人の公告は、インターネットホームページ及び事務所の掲示場に掲示して行う。

第40条 (雑則)

この定款の施行について必要な事項は、 この定款で定めるものを除き、 理事会の議決を経て別に定める。


附 則

  1. この定款は、この法人の成立の日から施行する。
  2. この法人の役員は、第16条第1項の定めにかかわらず、 次の通りとし、その任期は、2008年12月31日までとする。
    • 理事  竹田 英一
    • 理事  大崎 和男
    • 理事  林 繁雄
    • 理事  森本 洋子
    • 理事  西村 良雄
    • 理事  岡田 元成
    • 理事  今 尚之

  3. この法人の設立当初の事業年度の事業計画及び収支予算は、第33条第2項の定めにかかわらず、設立総会の定めるところによる。
  4. この法人の設立当初の事業年度は第35条の定めにかかわらず、設立の日から2004年12月31日までとする。
  5. 設立当初の会費については、第8条第2項の定めにかかわらず設立総会の定めるところによる。

以上



2021年度 第18期 特定非営利活動に係る事業会計報告書

2020年度 第17期 特定非営利活動に係る事業会計報告書

2019年度 第16期 特定非営利活動に係る事業会計報告書

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